人事労務ニュース
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文書作成日:2018/06/26

ハローワークを通じた障害者の就職件数が9年連続で前年を更新

 平成30年4月より障害者の法定雇用率が2.2%(民間企業の場合)に引き上げられ、また平成33年4月までには2.3%に引き上げられることが決まっています。そのため、障害者の採用に積極的な取組みをしている企業が多くなっています。このような動きを反映して、ハローワークを通じた障害者の就職件数が9年連続で前年を更新しました。以下では、この詳細をみておきましょう。

1.障害者の就職件数
 先日、厚生労働省から公表された「平成29年度の障害者の職業紹介状況」によると、ハローワークへの新規求職申込件数は202,143件(前年度191,853件)となっており、前年度に比べ10,290件、5.4%増加しています。これに対し、障害者の就職件数は97,814件(前年度93,229件)となっており、前年度に比べ4,585件、4.9%増加し、その件数は9年連続で前年を更新しています。
 就職件数の推移を見てみると、下図のようになっており、特に精神障害者の就職件数が右肩あがりで増加していることがわかります。企業が障害者の雇用を確保するために、精神障害者の採用に取り組んでいる背景がうかがわれます。

2.産業別・職業別の就職状況
 産業別に就職状況を見てみると、就職件数全体(97,814件)のうち「医療、福祉」が35,566件と全体の4割近くを占めており、「製造業」13,595件、「卸売業、小売業」12,412件、「サービス業」10,288件と続いています。
 また職業別に就職状況を見てみると、「運輸・清掃・包装等の職業」が33,767件と全体の3分の1強を占めており、「事務的職業」20,282件、「生産工程の職業」12,666件、「サービスの職業」11,803件と続いています。
 その他、障害種別の就職状況では、身体障害者については「事務的職業」(7,183件、全体の26.8%)、知的障害者については「運輸・清掃・包装等の職業」(10,022件、全体の47.8%)、精神障害者についても「運輸・清掃・包装等の職業」(15,882件、全体の35.2%)の割合が、職種別では一番高い状況となっています。

 障害者の採用にあたっては、新規で採用を行なうほか、在籍中の従業員に障害者がいないかを確認することがありますが、厚生労働省より出されている「プライバシーに配慮した障害者の把握・確認ガイドライン」を確認して、適切な対応をすることが求められています。

■参考リンク
厚生労働省「ハローワークを通じた障害者の就職件数が9年連続で増加」
厚生労働省「プライバシーに配慮した障害者の把握・確認ガイドラインの概要」


※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。

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